2017年11月16日に実施されたJALの旅客サービスシステムの変更に伴い、いろいろなトラブルも発生しているようです。
私自身もこの変更に伴って不便になったと実感する部分もあり、今更ですが私が最も利用する国内線とマイレージに関する変更点のうち主なものについてメリットとデメリットを考えてみました。
国内線の変更点
変更点 | 変更前 | 変更後 |
---|---|---|
航空券の有効期間変更 | 発行日、および発行日の翌日から起算して90日間 | 発行日、および発行日の翌日から起算して1年間 |
ファーストクラス・クラスJ予約時の支払い | 運賃分と別途支払い可 領収書表示も別記載可 | 購入時にまとめて支払い 領収書は全額表示 |
キャンセル待ちの取り扱い | 大人普通運賃 小児普通運賃 往復割引 シャトル往復割引 身体障がい者割引 JALビジネスきっぷ eビジネス6 介護帰省割引 特別乗継割引 離島割引 特別往復割引 株主割引 特便1・3・7タイプA 先得タイプA 乗継割引7・28 | 大人普通運賃 小児普通運賃 往復割引 身体障がい者割引 JALビジネスきっぷ eビジネス6 介護帰省割引 特別乗継割引 離島割引 特別往復割引 ※キャンセル待ちの申し込み、預かり期限は便出発の24時間前まで |
eJALポイントで購入した航空券の払い戻し | eJALポイントの払い戻し不可 | eJALポイントの払い戻し可能 |
航空券の有効期間が変更された
まず航空券の有効期間が90日間から1年間に変更された点!
あきらかにメリットになります!
個人的には予定がころころ変わるタイプなので非常に嬉しい変更です(^^)
払い戻しの手数料を気にすること無く航空券を購入することが出来ますね。
ただし、対象運賃に制約があったりビジネスきっぷや特別往復割引、株主割引にはそれぞれ条件があるので注意が必要です。check!
[対象運賃]
大人普通運賃、小児普通運賃、往復割引、身体障がい者割引、JALビジネスきっぷ、eビジネス6、当日シルバー割引、介護帰省割引、スカイメイト、特別乗継割引、離島割引、特別往復割引、株主割引
ファーストクラス・クラスJ予約時の支払いに条件が付いた点
これは改悪、デメリットだと思いますwww
要するにこれまでは航空券購入時にクラスJ料金を別々に支払うことが出来、領収書も別々に発行できたものが出来なくなったのです。
これは出張族の方にとっては困った変更となるでしょう。
出張時に旅費とは別に自腹を切ってファーストクラスやクラスJに乗っていた方は結構いるのではないでしょうか?
キャンセル待ちの取り扱いが変わった
キャンセル待ちができる運賃の種類が減りました。しかし対象とならなくなった運賃種別を見るとあまり私には影響なさそうです。
逆にキャンセル待ちの申し込み、預かり期限が便出発の24時間前まで可能となったので便利になるような気もします。
とりあえず個人的にはメリットになるとしておきますwww
eJALポイントで購入した航空券の払い戻しが可能に!
あきらかにメリットとなる変更ですね。
今のところ個人的にはeJALポイントを利用して航空券を購入することは無いのですが、eJALポイントをたくさん持っている方には朗報でしょう。
マイレージの変更点
変更点 | 変更前 | 変更後 |
---|---|---|
JALグループ国内線特典航空券の当日空港での予約便の変更 | 搭乗日当日、同一区間・同一クラスに空席がある場合、搭乗可能 | 予約便より早い出発時刻の便で、同一区間・同一クラスに空きがあっても変更不可 |
JMBダイヤモンド特典航空券の利用人数について | 同一旅程で5人まで | 同一旅程で9名まで |
国内線前方座席指定サービスの対象サービスステイタス | ・JMBダイヤモンド ・JGCプレミア ・JALグローバルクラブ | ・JMBダイヤモンド ・JGCプレミア ・JMBサファイア ・JALグローバルクラブ |
JALグループ国内線特典航空券の有効期間変更 | 予約変更締切日までに予約変更した場合に限り、最初の発行日(マイル引き落とし完了日)の翌日から数えて90日間有効 | 予約変更締切日までに予約変更した場合に限り、最初の発行日(マイル引き落とし完了日)の翌日から数えて1年間有効 |
国内線特典航空券の搭乗日当日の空港での予約便変更が不可に!
2018.2.13追記
JALからアナウンスが出されました!国内線特典航空券の搭乗日当日の空港での予約便変更の取り扱いが再開されました!
2018年2月8日搭乗分からですのですでに再開されています。やはりアンケート等でも利用者からの不満の声が多かったのでしょう。
これは今回の変更の中で私にとって一番の改悪ですwww※ちなみに鹿児島空港のサクララウンジは改修で3月まで利用できない旨のメールが来ました。
これまでは遅い便を予約しておいて、当日の行動次第で早めの便に変更することがパターン化していました。
予約便の変更が不可となったことで当日の行動に制約が入ってしまいそうです。
当日の予定が変わった場合、サクララウンジでゆっくりするということもアリではあるのですが、ラウンジの改修があったり混雑していたりするので落ち着けないこともよくあります。やはりこの変更は改悪、デメリットですねwww
JMBダイヤモンド特典航空券の利用可能人数が変更
これはあきらかにメリットではあるものの、私自身が平JGCということもありあまり影響がありません。
特典航空券を利用できる対象者は限られているため(2親等以内の親族?)、最大で9人も同時に利用することが出来ればまず大丈夫でしょう。
国内線前方座席指定サービスの対象ステイタスが追加!
対象のサービスステイタスが追加されるのでメリットですね。
追加されるのはJMBサファイアということでありますが、今まで対象ではなかったというのが逆に不思議ですwww
恐らく大抵の方はサファイアステイタスの間にJGCへ加入していることでしょうし、大きな違いはないような気もします。
国内線特典航空券の有効期間が延長!
これも嬉しい変更ですね。国内線航空券と同様に90日間から1年間へ有効期間が延長されています。
国内線特典航空券は早めに予約しないとすぐ予約で埋まってしまいますし、かといって予約開始直後の2ヶ月前に予約してしまうとどうしても予定が変わってしまうことがあります。
国内線特典航空券の予約取り消しには3,000円かかりますので予約時には慎重になっていましたが、有効期間が1年間となると予定に合わせての変更も容易になるので非常に使い勝手が良くなりますね。
大変大きいメリットではないでしょうか(^^)
まとめ
今回のJALの旅客サービスシステムの変更は私にとってメリット・デメリットが半々というところでしょうか。
個人的には航空券の有効期限が1年間に延長されたメリットと、国内線特典航空券が搭乗当日空港での予約便変更が出来なくなったデメリットで相殺された感がありますwww
利用方法によって恩恵を受ける人、不便になったと感じる人、それぞれ言いたいことが沢山出そうなシステム変更だと思います。
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